7.92×33mm弾 15発入紙箱











Mkb42、MP43、MP44、Stg44などに使用する拳銃と小銃の中間弾薬、7.92×33mm弾が15発入る紙箱。この紙箱で前線の兵士へ支給される。7.92×33mm弾用の紙箱は他にも14発入りと20発入りが存在する。













7.92×57mm弾紙箱との比較。ラベルが貼られた上面のサイズは60×33mmでほぼ同じ。高さのみ86mmから56mmへ短くなっている。



















箱の基本構造は7.92×57mm弾用と同じ。







ラベルが貼られたフタの裏側に製造メーカーコード(不鮮明で読めない)と製造年の「44」が刻印されている。




ラベル内容。

◯1行目 15発入り 7.92×33mm弾(Kurzpatr.43) 鉄弾芯(m.E)
◯2行目 弾薬のローディング 1944年製造 製造メーカーコード「hla」 生産ロット「21」
◯3行目 発射薬の種類 「Nz.R.F」 一粒のサイズが1×0.8×0.9mm 1944年製造 製造メーカーコード「rdl」 生産ロット「4」 装薬量1.54g
◯4行目 鉄製薬莢 1944年製造 製造メーカーコード「hla」 「dauch.」は単語の意味が分からないが弾頭を指すものと思われる。1944年製 製造メーカーコード「hla」
◯5行目 雷管の種類 50/40 1944年製 製造メーカーコード「eem」 生産ロット「181」

ラベル中央の青色は鉄製薬莢を表す。

掲載品のラベルに記載された情報は一般的な7.92×33mm弾の紙箱ラベルとは異なる点が多い。発射薬の大きさは1×0.8×0.2mm、装薬量は1.57gまたは1.58g、弾頭を示す単語は「Gesch.」の表記がそれぞれ一般的。また50/40という雷管が付いた7.92×33mm弾の例は他に確認できず、50/40がどのような雷管であったのかも全く情報が無い。













7.92×33mm弾は5発×3列で収納される。



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