■MG34 1943年 その2
ラフェッテ34で射撃する武装親衛隊の兵士。1943年9月、ソビエト連邦。
写真のキャプションには「橋の上」とある。石垣の周囲に多数の装備品が置かれており、ラフェッテ34で高所を狙う兵士が写っている。1943年9月、アルバニア。
塹壕のラフェッテ34で射撃する兵士。展開されたラフェッテ後脚の先端は地面に接地しておらず変則的な状態で置かれている。手前にはフタが少し開いた(装填作業を迅速に行うため?)34型弾薬箱が2つと予備銃身が見える。1943年9月、ソビエト連邦北部。
斜面を利用した陣地にMG34を置き、前方監視と食事をとる二人の武装親衛隊兵士。1943年9月、ソビエト連邦。
MG34を担いだ山岳猟兵がドイツのマークを付けたイタリア軽戦車( C.V.33系列)の前を通り過ぎる。1943年9月、アルバニア。
プロゼチュニッツ親衛隊装甲擲弾兵学校でMG34の訓練を受ける親衛隊ガリシア師団のロシア/ウクライナ人志願兵。1943年9~10月、チェコスロバキア、レシャン。
沿岸地区で対空防衛任務に当たるドイツ空軍兵士。トラックなどの軽車輌で使用するMG用銃架(Fliegerdrehstütze 36)の支柱を一番高い位置にセットして使用している。1943年秋、ノルウェー。
放熱穴の数が多い初期型バレルジャケットを持つMG34の右側には空のベルトリンクが溜まっており、100発以上は射撃している様子。写真左下に信号拳銃、右には信号拳銃用弾薬が確認できる。1943年秋、ソビエト連邦中央。
ダークイエロー系で塗装された連装対空射撃用銃架。片側の弾薬箱はセットされていない。1943年10月~11月、北フランスの沿岸。
降下猟兵が乗るBMW・R75サイドカーの側車に搭載されたMG34。1943年、イタリア。
2挺のMG34が装備された連装対空射撃用銃架。1943年、フランス沿岸警備隊。兵士の肩に見えるのは双眼鏡の接眼レンズカバーと思われる。
ラフェッテ34で射撃訓練を行う兵士。1943年、フランス。撮影時期や撮影者は一つ上の写真と同じ。
塹壕内の円形台座に設置されたラフェッテ34。弾薬箱はジャーマングレイに塗装された41型が使われている。1943年、中央ソビエト連邦。
海岸の蛸壺壕で警備にあたる兵士。MG34の2脚は中央位置に装着されている。1943年、バルカン半島、ギリシャ。
塹壕からMG34を射撃する兵士。M24柄付手榴弾は底面キャプが外されて信管を作動させる紐が出ている。1943年、中央ソビエト連邦。
34型弾薬箱に座り小休止中の降下猟兵。弾薬箱の横には予備銃身ケースも括り付けられている。1943年、北アフリカ、チュニジア。
「ソビエト、イギリス、アメリカの同盟国万歳」と書かれた建物の前をドイツ兵が通過する。2脚を持ち肩に乗せる運搬スタイルはMG34を保持しやすい。1943年、バルカン半島、ユーゴスラビア。
雪原に置かれたラフェッテ34。白の防寒着を着た兵士は鹵獲したソビエト軍の半自動小銃「SVT-40」を持っている。1943年、ソビエト連邦。
ラフェッテにMG34を載せた場合、不要な突起物となるバットストックが外されている。弾薬箱は内部が未塗装のためアルミ製。手前に置かれたMP40はマガジンハウジングにプレスのリブが無い初期型、マガジンもリブが無い初期型に見える。1943年、ノルウェー/フィンランド。
第二次大戦中、ドイツ軍がノルウェーに建設した沿岸砲台ヴァラ(MKB 6/502 Vara)の内部に設置されたMG34。Schartenlafette 08 mit Gewehrträger 34という要塞専用の機関銃マウントに載っており、マウント後部には光学照準器(MGZ)の取り付けベースが設けられている。1943年。
ドイツ空軍の輸送グライダーとして使用されたDFS230にはコクピット後方に配置されたMG15に加え、胴体側面にもMG34が装備できる。このMG34は飛行中の対空火器として、着陸後は取り外し通常の機関銃として使用する。対空射撃を行う場合には事前に照準調整・試射を実施しコクピット横の機体側面に装着、弾薬は機内の弾薬箱から供給される。射撃時にはコッキングハンドルに接続されたワイヤーを引き発射準備完了。羽布張り胴体に設けられたジッパー付き開口部から手を機外に出し、パイロットの号令に従ってMG34のトリガーを操作する。射角調整ができないため命中はほぼ期待できない。発射ガスや発砲炎から機体を保護するため銃口部には保護板が設けられている。1943年、イタリア、シチリア島。
マーダーIIの戦闘室上部に設置されたMG34。50連ドラムマガジンを付け中央の2脚を使い車体に固定しているようだ。7.5cm対戦車砲の砲尾上部にも2挺のMP40がV字型に取り付けてある。1943年、イタリア。
ラフェッテ34で射撃を行う降下猟兵。6発ごとに曳光弾がセットされている。1943年、イタリア。
ベルトリンクにセットされた弾薬を確認する兵士。ベルトリンクへのセットミスが致命的な結果を引き起こすため確認は念入りに行う。1943年頃、南フランス。
2脚が無いMG34と弾帯を持った降下猟兵。弾薬は6発ごとに曳光弾がセットされている。1943年、ソビエト連邦。
パンを食べる降下猟兵。5発おきに曳光弾がセットされ、通常弾はスチール製薬莢、曳光弾は真鍮製薬莢のように見える。1943年、北イタリア。
小火器の清掃を行う兵士と分解されたMG34。1943年、ギリシャ、クレタ島。
氷と雪の南部戦線。標高2,000mの小さな窪地に展開する降下猟兵。MG34で眼下を警戒する。1943年12月、イタリア。