■MG34 1942年







雪中、ラフェッテ34に搭載されたMG34。1942年初頭、ソビエト連邦。




ラフェッテ34に装着されたMGZ34(光学照準器)は対物レンズのアイピースが外れている。1942年初頭、ソビエト連邦。






MG34の射撃訓練を行うヘルマン・ゲーリング装甲師団の兵士。迅速に対応できるよう予備銃身ケースを横に置き、弾薬が地面に付かぬよう34型弾薬箱のフタをMG34側に置きトレーとして使っている。1942年初頭、東部戦線。




MG34を構えるアゾフ海のドイツ警備隊。1942年4月。




ジャーマングレイで塗装された低姿勢状態のラフェッテ34。1942年冬、ソビエト連邦。






装甲兵員輸送車に装備されたMG34。バレルジャケットに擬装の草が付いており、弾薬は曳光弾が混じっている。1942年6月、ソビエト連邦ボロネッシュ近郊。




「敵の航空機は雲に隠れながら接近することを好む。夏の空に急に雲が現れた場合、対空防御を担う機関銃陣地は警戒レベルを高める必要がある。」とのキャプションがある写真。対空射撃の準備が整ったMG34は給弾手の補助なしで円滑な射撃が行えるよう50連ベルトリンクが1本のみ装填(2本以上は給弾手の補助がないと給弾不良を引き起こす)されており、対空3脚(ドライバイン34)には弾薬箱、ガスマスクケース、予備銃身ケースなどがぶら下がっている。1942年7月5日。






MGワーゲンが軽車輌に牽引され、連装銃架には大型のスパイダーサイトを装備。写真のキャプションは「燃える村と破壊された家屋はドン地域で敗北した敵の撤退を示している」。1942年7月18日。






伏せた状態で移動のタイミングを伺ってるMG34機関銃手。トリガー後方には極初期型のみに採用された発射速度調整装置のボタンがあるため、初期型の余剰部品を流用しているようだ。ベルトリンクの弾薬は全て曳光弾(弾頭先端が黒い)。1942年夏、ソビエト連邦スターリングラード。






初期型MG34を持つ機関銃手。ベルトリンクには数発おきに曳光弾が混じっている。1942年8月ジュビリー作戦、フランス、ディエップ。




土嚢が積み上げられた陣地で監視にあたる兵士。対空3脚は反動抑制のおもりとしてドラムマガジンコンテナが脚のフックに引っ掛けてある。1942年8月、ベルギー、ブランケンベルヘ。大西洋の壁。




こちらのMG34には大型のスパイダーサイトが装備されている。1942年8月、ベルギー、ブランケンベルヘ。大西洋の壁。






海に向かって設けられた火点のラフェッテ34。ラフェッテは専用の木製台座に載っている。1942年8月、ベルギー、ブランケンベルヘ。大西洋の壁。






海軍の沿岸砲兵、対空射撃訓練中の兵士。スパイダーサイトを装着したMG34はMG13用に似た形状の対空3脚に載っており、給弾手が持つ弾帯は5発おきに曳光弾が混ざっている。1942年頃、フランス、大西洋の壁。














砂浜で伏せ撃ちの状態からMG34の銃身交換を行う練習の連続写真。機関部を回転させて過熱した銃身を引き抜く→隣の兵士から替えの銃身を受け取る→銃身を差し込む→機関部を閉じる→50連ドラムマガジンを装着し装填→フィードカバーを閉じる。1942年8月、ベルギー、デ・パンネ。






MG34を持ち、伏せている兵士。ヘルメットをかぶらず、銃のサイトも折り畳まれたまま。ベルトリンクに装着された弾頭先端は全弾黒になっており、曳光弾であることがわかる。1942年9月、ソビエト連邦スターリングラード。






室内からの射撃。2脚が反動で動かぬよう、兵士が押さえている。1942年秋、ソビエト連邦、スターリングラード攻防戦。






擱座したT-34を遮蔽物にして設置されたラフェッテ34。穴数の少ない通常型バレルジャケットだが、フィードカバーは削り出しの初期型となっている。1942年10~11月、ソビエト連邦。




一人で射撃中のように見えるが、射手の左側には給弾手が配置されている。初期型のバレルジャケットを持つMG34は冬季迷彩で白く塗装されている可能性がある。1942年10月~11月、ソビエト連邦。






MG34の射撃訓練を受けるドイツ空軍兵士。1942年、ソビエト連邦。






塹壕の火点からMG34を射撃中。中央に2脚を装着した場合、射角調整の自由度は増すものの、反動を押さえる効果は低減(命中率の低下)する。1942年、ソビエト連邦。






破壊された建物からラフェッテ34を移動させる兵士。ラフェッテ、MG34、弾帯100発の合計重量は35kgになるため二人で移動させる必要がある。1942年、ソビエト連邦。






塹壕に置かれたMG34。ベークライト製ストックは上下に金属製カバーの付いた初期型。1942年、北アフリカ、チュニジア。








カモフラージュされた塹壕に配置されたMG34。34型弾薬箱が2つと3つのコンテナに収納された50連ドラムマガジンが6個、予備銃身ケースがあり、全てジャーマングレイのような暗い色で塗装されているように見える。1942年、北アフリカ、チュニジア。






ダークイエローで塗装され擬装の草を取り付けたラフェッテ34。1942年、北アフリカ、チュニジア。






無線装甲車「グライフ」(Sd.Kfz.250/3) で食事中のロンメル将軍。車載のMG34は砂塵の影響かかなり白っぽくなっており、銃口キャップが装着されている。1942年、北アフリカ。




MG34を射撃中の降下猟兵。射手はラフェッテ34のトリガーに手を置き、奥には給弾手がいる。1942年、ソビエト連邦。




森の中でMG34を伏せ撃ちする武装親衛隊の兵士。薬莢が転がっているので射撃中のようだが、安全装置は掛かった状態にある。1942年、ソビエト連邦北部。




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