■Gestell 40 その1
Gestell 31の後継として1940年頃に採用されたGestell 40。各部の簡略化と生産性向上、軽量化、水平器の追加などが主な変更点。折り畳んだ状態の全長は95cm。重量はGestell 31(リング調整型)より45%も軽い3.2kg。
脚の伸縮は2段式で最大52cmまで伸ばすことができる。写真右の状態で高さは141cm。
3本の脚はGestell 31と同様の木製で、脚の伸縮機構や基本形状も同じだが、木材自体の質は低下している印象。
金属製の滑り止め(Gestell 31 リング調整型と共通部品)が装着された脚先端部。
脚はボルトとナットで固定されただけの簡易な構造で本体に接続されている。脚の角度をロックする機構は無い。
軽量化するためネジを含む各金具はアルミ合金製、3本の脚が接続される基部中央はアルミ合金またはマグネシウム合金が使われている。
やや不鮮明ながら製造メーカー「Mechanoptik-Gesellschaft fuer Praezisionstechnik, Aude u. Reipe, Babelsberg」を示すコード「eaf」、グリス記号の可能性がある「△」、製造番号「4265」の刻印。