■Gestell 31(自由雲台型)その2
自由雲台が内蔵された光学機材の取り付け支柱。ボールが内蔵された自由雲台内部への異物侵入を防ぐため、基部は革で覆われる。滑り止め加工が施された小さいノブを回すと赤で塗装された基部全体が水平方向に回転する。
3本脚基部の下にある蝶ネジを回すことで雲台を固定/緩める。自由雲台は素早い角度調整ができ構造が単純化できる半面、角度の微調整が難しく、蝶ネジをきつく締めても支柱を強固に固定できないといった欠点がある。
砲隊鏡(SF14Z)の搭載。
1メートル測距儀(Em 1m R36)の搭載。測距儀本体には3脚側の支柱に対応する取り付け穴が無いため、専用の支持架を使う。
Gestell 31(リング調整型)との比較。全体のサイズは似ているが同じ名称の3脚とは思えないほどに、上部の構造が異なっている。
自由雲台を持つ小型3脚「Kleines Gestell 31」との比較。Kleines Gestell 31は全金属製(アルミまたはマグネシウム合金)、ギヤを内蔵した脚の角度調整機構を持っており、小型ながら堅牢な作り。
自由雲台はKleines Gestell 31と共通。