■MGZ40(ジャーマングレイ/メーカーコードcxn) 全体写真

ジャーマングレイで塗装された2つ目のMGZ40。各部はアルミ部品が多用されており極初期に生産されたと思われる製造メーカーコードcme製のMGZ40よりもさらに軽い1604gの重量となっている。外観はオリジナルのジャーマングレイ塗装がきれいに残っており、全体の保存状態も良好。

運搬ケースはダークグリーン系の色で塗装されており、上面にはステンシルで「M.G.Z.40」と記されている。ケース側面に打たれたバッフェンアムトの数字は不鮮明だが「jvb」というメーカーコードから、スコープの収納ケースなどを製造していた Wessel & Müller 製と思われる。

































製造メーカーコード「cxn」は Emil Busch,A-G. を示す。シリアル番号は「132044」。ほかのMGZと同様に製造年を示す刻印は無い。水色の「+」刻印は1942年11月以降に導入されたグリスの使用を示し、1943年2月以降は基本塗装がダークイエローへと変更される。そのためこのMGZ40は42年11月から43年2月までの4か月間に製造されたものと推測される。




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