■水平器

精密な照準には照準器本体を水平に保つ必要がある。MGZ34と同様にMGZ40にも左右と前後の水平を確認する水平器が装備されている。無色透明の液体に気泡が入り、赤い目盛で水平を見る。




■コリメーター







MGZ34では照準器の上部構造体に一体となっていたコリメーターは取り外し式となった。このコリメーターは三角のレティクルと照準器で覗くよりも広角に見渡せる視野を持ち、照準器設置の際に大まかな角度を確認するために使うもの、ということであるがやや疑問が残る。大まかな角度確認は目視でも十分、コリメーターを使う必要性が感じられない。実際にコリメーターを覗くと低倍率故に目標がはっきり見えるわけでもなく、目視を上回る光学性能もない。

内部には複雑な形状のプリズムが収まっており、小さな部品ながらそれなりの手間がかかっていると思われる作り。MGZ34では標準装備、MGZ40でも取り外し式としてコリメーターが付いている事から、何か他の用途があるのではないかと推測する。









コリメーターは上下の角度調整が可能。照準器設置時に使用した後は取り外して収納するようだ。






ローレット加工されたネジで差し込んだコリメーターを固定する簡易な構造。




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