参考文献
このWebサイト作成にあたり参考にさせていただいた主な書籍を紹介。
各種ドイツ軍マニュアル
ドイツ軍が作成し兵士に配布されていたマニュアル。分解図や各部品の名称、射撃の詳細な解説からアクセサリー類の掲載まで他では入手できない貴重な情報が満載。ドイツ語であることと、オリジナルであれば値段が洋書の比ではないほど高価であることが大きな欠点だが、それを差し引いても価値がある。
MG34-MG42 GERMAN UNIVERSAL MACHINEGUNS
発刊:COLLECTOR GRADE PUBLICATIONS INC
470ページのボリュームでMG34とMG42だけを取り上げた専門書。銃本体の開発・構造・改良・ バリエーションの紹介はもちろん、運用や射撃、各種のアクセサリーまでを網羅し、圧倒的な情報量を含んでいる。MG34・42を深く知りたければ必見の1冊。これがあればMGに関して、他の書籍は不要かもしれない...。英文。
以下、他の書籍も紹介しているが、独軍火器に関する詳細な情報を探している方には「COLLECTOR GRADE PUBLICATIONS INC」をお勧めする。
German Universal Machineguns,Volume 2
From the MG08 to the MG3
発刊:COLLECTOR GRADE PUBLICATIONS INC
第一次大戦のMG08からドイツ連邦軍で使われるMG3までのドイツ機関銃を掲載。各項目は付属品やバリエーションも含む充実した内容となっており、カラー写真が多用されているため図鑑のような印象で見やすい構成。戦後、海外へ流れて使用されたドイツの機関銃やコピー生産品なども掲載されている。486ページ、英文。
The MG34 Machinegun
発刊:S.I. PUBLICATIES BV
本書の冒頭1/3ページは開発史・特徴・バリエーション・付属品の紹介。残り2/3は様々な戦場写真を掲載した一冊まるまるMG34をテーマにした書籍。コレクターの研究書ではないので重箱の隅的な情報はやや少ないが洋書ならではの豊富な情報量を含んでいる良書。英文。
The GERMAN K98k RIFLE, 1934-1945
発刊:COLLECTOR GRADE PUBLICATIONS INC
Kar98kのコレクターが長年の研究結果をまとめ上げた本。膨大な生産数と多数のバリエーションが存在するKar98kを各年代、各生産工場ごとに細かくその特徴や刻印を紹介。生産に関する詳細な情報も記載され、Kar98kを深く知るうえでこの1冊は欠かせない。367ページ、英文。
THE SCHMEISSER MYTH
GERMAN SUBMACHINE GUNS THROUGH TWO WORLD WARS
発刊:COLLECTOR GRADE PUBLICATIONS INC
ドイツ最初の短機関銃となったMP18からMP40に至るまで、ドイツ軍が使用した様々な短機関銃を豊富な写真で紹介。特にMP40は各バリエーションから製造メーカー・製造年での差異、マニュアル、アクセサリー類までを詳細に解説している。402ページ、英文。
Hitler's Garands
GERMAN SELF-LOADING RIFLES of WORLD WAR II
発刊:COLLECTOR GRADE PUBLICATIONS INC
第二次大戦中にドイツ軍が使用した半自動小銃の開発史や各種小銃 G.41(M)、G41(W)、G43を刻印に至るまで詳細に解説。これらの小銃に使用された狙撃用スコープやマウント、各種アクセサリーはバリエーションも含め掲載。361ページ、英文。
Sturmgewehr
FROM FIREPOWER TO STRIKING POWER
発刊:COLLECTOR GRADE PUBLICATIONS INC
自動火器開発の黎明期からMP44の開発・配備に至るまでの経緯を690ページのボリュームで詳細に解説。7.92×33㎜クルツ弾に関する情報量は他を圧倒する。Mkb42、MP43、MP44、Stg44をはじめ、各種アクセサリーも掲載。英文。
GERMAN 7,9MM MILITARY AMMUNITION 1888-1945
発刊:EDWARDS BROTHERS INCORPORATED
ドイツ軍が使用した7.9mm弾を取り上げた奥深い専門書。1888年に開発された7.92×57mmIから1945年までに使われた各弾種の紹介やヘッドスタンプの解説、ドイツ以外の国で生産されたものまでを網羅。7.9mmという括りなので7.92×33mm(クルツ弾)なども含まれている。英文。
月刊「Gun」
発刊:国際出版
日本での銃に関する書籍として「月刊Gun」(※休刊中)は外せない。その中でも1988年頃より連載がスタートした「Small arms of WWII」は銃器研究の権威、床井雅美氏による解説が秀逸。このコーナーでしか紹介されていないと思われる銃器も多数あり、深い解説内容が日本語で読めるのは大きな価値がある。これだけをまとめた別冊がぜひ欲しい。
第2次大戦 ドイツの自動火器
発刊:大日本絵画
フルオート射撃が可能な小火器に焦点を絞り、開発史・銃のディテール・実弾射撃・分解までを紹介。現存する貴重なオリジナルの銃を使い、当時の軍装を着用した射手が射撃する。実際の射撃に関する詳細なレポートと質の高い掲載写真は大いに役立つ。現在も書店で流通しているのでドイツ軍火器に興味のある方は購入をおすすめする。
IMAGES OF WAR
GERMAN MACHINE GUNS OF THE SECOND WORLD WAR
発刊:Pen and Sword Books
本のタイトルは「第二次大戦のドイツ機関銃」であるがMG34がメインの戦場写真集。軽機関銃、3脚に乗せた重機関銃、対空火器、車載機銃などの多用途性で全線にわたり使われたMG34のさまざまな使用状況がわかる写真を掲載。年代順に区切られており、兵士のクローズアップが多いので軍装の資料としても価値があるが、掲載写真の質は若干悪い。英文。
歴史群像シリーズ
[図説]ドイツ軍用銃パーフェクトバイブル
発刊:学習研究社
第二次大戦中にドイツ軍が使用した主な小火器から鹵獲銃、18世紀から続く銃と弾薬の開発史、戦術、銃器デザイナー、銃の刻印に至るまで「パーフェクトバイブル」の表題に偽りのない充実した内容。広く浅くであるがとりあえずこれが1冊あればドイツ軍の銃は基本がおさえられる。
ドイツの小銃 拳銃 機関銃
発刊:光人社
ドイツ軍歩兵火器全般の開発史、特徴・運用を解説。タイトル以外にも対戦車ライフルや携行ロケット兵器、地雷や手榴弾、鹵獲兵器なども含まれる。元狙撃兵への貴重なインタビューや火器コレクターによる射撃フィーリングの記述なども興味深い内容。
ドイツ歩兵携行兵器 戦場写真集
発刊:光人社
拳銃から機関銃、対戦車火器、手榴弾、迫撃砲までをカテゴリーごとに分けて、当時の写真250枚と解説で紹介。各火器の開発史や特徴、配備の流れが比較的短くまとめられた解説文は大変参考になる。
別冊Gun 素晴らしいGUNの世界
別冊Gun 知られざるGUNの世界 Part2
別冊Gun GUNのパワーとメカニズム Part5
発刊:国際出版
「月刊Gun」の別冊として発刊されていたこれらの書籍は銃・弾薬の基本知識・メカニズムやさまざまな射撃実験などを写真と共に掲載。銃の基本を知るための良書といえる。
[歴史群像]第二次大戦欧州戦史シリーズ20
ドイツ陸軍全史
発刊:学習研究社
「全史」というタイトル通り、18世紀から第二次大戦終結までのドイツ陸軍の歴史・装備・戦術・人物などを幅広く掲載。ドイツ陸軍がどのような組織であったのかを1冊で把握できる。機関銃の運用・戦術やMG34、MG42なども紹介されているが小火器に関する内容はやや少ない。
ドイツ軍装備大図鑑 制服・兵器から日用品まで
発刊:原書房
大半がデッドストックと思われる非常に程度の良い当時のオリジナル品を高品質な写真をメインに紹介。小火器の取り扱い項目は少ないが、他ではなかなか見られない日用品の紹介項目は貴重。300ページ以上のボリュームと9,000円という高価な本ではあるがその価値は十分にある。