■レンチ



G Gr Gerの付属品としてセットされるレンチ。銃身部と銃口取り付け部を結合する際の締め付け用として使用する。






レンチの両面には全面にわたって滑り止め?と思われる格子模様の凹凸が加工されている他、「clo」のメーカーコードが刻印される。




銃身側にはレンチが勘合するための平たん部が2か所に加工されているのでここにレンチを差し込む。

さて、そもそもこのレンチはなぜ付属しているのか?
運搬ケースへの収納は分解の必要がなくそのまま入る、清掃時も分解の必要はおそらくない、もちろん射撃時に分解はしない、そうなると運用する兵士が分解する場面はない。工場で前後をしっかりとねじ込んで結合した状態で出荷すれば、専用のレンチも不要になるのではと思う。

それでもレンチが付属しているのは分解するためではなく、発射の衝撃で緩んでしまう結合部を再締め付けするためではないかと推測する




■運搬用革ケース








G Gr Ger本体と照準器、レンチを収納する革製の運搬ケース。革の表面は黒に染められている。




スリングの他に、裏側にはベルト通しが設けられている。







布製スリングベルトの端はケース本体に直接縫い止めされている。この他に、Dカンの金具を介してスリングを取り付けた仕様も確認できる。







布ベルトの末端は金具で保護されている。グレー系の塗料で塗装された金具の表面には製造メーカーコードと思われる「B H S」の刻印があるが、どれが先頭の文字なのか分からない。




スリングは長さ調節が可能。金具形状はやや凝った設計となっている。







ケース内部には中央に本体、長いベルト通しには照準器、短いベルト通しにはレンチを収納する。




斜めに取り付けられたベルト通しの刻印。「dkk」「WaA195」は拳銃用のホルスターなどを製造していたF. Offerman 社を示す。「43」は1943年製。







中身を所定の位置に収めた状態。




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