MG34 予備銃身ケース2本用 / Laufbehälter 34


MG34の予備銃身を2本収納できるケースは主に戦闘車輌や射撃陣地の備品として使用されていたが、兵士が携行している場面も見られる。ここで紹介するケースは第二次大戦中にドイツで生産されたオリジナルであるが、塗膜は金属地→赤茶のプライマー→ジャーマングレイ→ダークグリーンの順となっており、最上部のグリーンは戦中のリペイントではなく、戦後に塗装された可能性が高い。どこかにあるはずの刻印も塗膜に埋もれ確認できない。

2本用の他、予備銃身を1本だけ収納できるケース(※詳細はこちら)も存在する。












本体はスチールのプレス製。補強用のリブが入り、楕円形に加工された後、接合部分はスポット溶接で接合されている。
ケースサイズ:全長:664mm 幅:103mm 高さ:57mm
重量:1550g(銃身は含まず)








ケース本体両端の一方が開閉し内部に収納された銃身を取り出せる。フタはクランプ金具でロックされており不用意に開かない構造。




プレス製のフタの裏側にはベークライト製カバーがリベット留め。その間にはクッション?となるフェルト状の布が挟まれている。










内部に収まる銃身は薬室側が見えており、反対向きには入らない。ケース内部ではプレス製の仕切りによって銃身は保持されるが、しっかりと保持される構造ではないので運搬中には銃身がガタガタ動く。




内部の仕切板は機関銃のバレルジャケットのように規則正しく開けられた円形の穴が並ぶ。銃身ケース本体の軽量化や過熱した銃身を入れた際に冷却を早めるためのものと思われる。







コンテナ底部はプレス製のフタをリベット留め。









2本の銃身を入れると5キロ以上の重さとなるためスリングは必須。布製スリングと金具が接合する縫い目部分には革ベルトが充てられ補強されている。






スリングは長さ調節が可能。




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