■刻印(銃左側)
※写真左が銃口側
レシーバー側面にあるMP44では最も大きなサイズの刻印。生産時期によって「MP43」「MP44」「Stg44」と変化する。
トリガーハウジングの側面。「21」のアムトは Wurttembergische Metallwarenfabrik を示し、MP44のトリガーハウジングの大半を生産している。
トリガーハウジングのフレーム後方には「3003」のシリアル番号が刻印されているが、この部分はストックを外さないと見えない。
■刻印(銃右側)
※写真右が銃口側
MP44の右側にある刻印はフロントサイトベースに打たれた「m」という刻印のみ。何を示すかは不明。
■刻印(銃上部)
フロントサイトベースの前面(写真右側がフロントサイト、左が銃身側)。「ce」と「37」のアムトは共にMP44の主要な生産メーカーであるSauer und Sohn を示す。
ガス・レギュレーターには「ce」※Sauer und Sohn のメーカーコード。
ガス・チューブの下面。少々見にくい写真であるが「euh」のメーカーコードは Meinel-Scholer を示す。
リアサイトベースの上面。「A44」のアムトは Merz-Werke を示す。
リアサイトの裏側。「qlv」と「280」は Erma を示す。※Erma のコードは1944年に「ayf」から「qlv」に変更。
■刻印(銃下面)
プレス製ハンドガード、「aqr」の刻印はLux, R. u. O., Metallwaren- und Maschinenfabrik A.-G. を示す。
マガジンハウジングの前方。多数の刻印があるが Steyr-Daimler-Puch を示す「bnz」以外の意味は分からない。「1」・「5」の他、深く打たれた「C」と思われるような刻印やアムトのコード部分のみが押されたような刻印も確認できる。
バットストック基部の金具。Merz-Werkeを示す「cos」「A44」のアムト、レシーバーとは不一致の「3172」のシリアル番号。
■刻印(マガジン)
※マガジン本体の紹介ページと重複しますが再掲
マガジンボトムプレートの表側にはメーカーコード「C.H.N.」の刻印が確認できる。これはReingold, Gebr., Maschinenfabrik を示すと思われる。
マガジンボトムプレートの裏側。「jva」とあるがこちらは詳細不明。