■着剣装置






グリップ後部にはKar98kに装着するために着剣装置がある。銃本体に設けられた溝に銃剣後部を差しこんで一番奥まで差し込むとロックが掛かる。グリップの左側に設けられたボタンを押すと固定のロックを解除する。銃剣を取り外す際には、このボタンを押しながら銃剣を溝から引き抜く。




ロック機構を分解。装着用の溝に爪が出て固定するだけの簡易な構造。




着剣装置に打たれた刻印。「5257」のシリアル番号。銃剣本体のシリアル番号と一致している。




一部文字が潰れているが銃剣本体と同じ「WaA253」の刻印。




丸ナットの頭にも非常に薄くなっており文字が読めないがバッフェンアムトが打たれている。




着剣装置に収まるスプリング。こんな小さなスプリングまで、両側の末端が平面になるよう削られており丁寧に後加工されている。







銃側の着剣用の溝。切り欠かれている部分に銃剣側のロック金具が掛かる。








Kar98kへの着剣。先ずはクリーニングロッド先端を銃剣のグリップ内に差し込み、溝を勘合させて奥まで押し込む。装着はスムーズであるが、やや力が必要。


















銃側と銃剣側のそれぞれの溝は高精度に噛み合っており、銃剣のグラつきは皆無。高い工作精度と品質を実感できる。鍔の上部と銃口下面が頑強に接している事もグラつきの解消にプラスとなっている。




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