■DF10×80(2重望遠鏡) その2
直径80㎜の大きな対物レンズによって広角で明るい視野を実現。ひとみ径が8㎜あるため、夜間では肉眼と同等の明るさで対象物を見ることができる。
倍率 : 10倍
対物レンズ有効径 : 80㎜
ひとみ径 : 8㎜
1000m視界 : 131m
実視界 : 7.5度
見掛視界 : 66.4度
接眼レンズ径は27㎜。レティクルレンズは右側のみ配置されている。ピント合わせは左右の接眼部をそれぞれ回転させて調整を行うIF方式(単独繰出し)を採用。
右の接眼レンズから見えるレティクルは非常にシンプルな形状。線の長さや配置には意味があると思われるが詳細は不明。
右接眼部の下にはレティクル照明装置の取り付け基部が設けられている。
接眼部左上の黒い樹脂製ノブによって減光フィルター切り替えを行う。減光フィルターは主に逆光時の視認性を向上させる目的で使用し、対空監視用途の望遠鏡には必須の装備。
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ノブには klar(減光なし) → hell(減光1) → mittel(減光2) → dunkel(減光3 最も暗い)の文字があり、ノブを90度右に回転させる毎に両眼の減光フィルターが同時に切り替わる。写真は減光1の状態を示す。
望遠鏡上部、右側の黒いノブ(上の写真では左側)が眼幅調整用。ノブの回転に連動して左側光学部が左右に動く。
調整幅は60㎜から75㎜まで。
写真のように左側光学部のみが左右へスライドする。
上面中央にはゴム製フードと照準器の取り付け基部がそれぞれ設けてある。
底部にあるのは望遠鏡架台への取り付け基部。