■DF10×80 の分解 その3

















筐体はアルミ鋳造の一体成型。右開口部の内側は反射防止の黒塗装が施されている。













左光学部は筐体後面のレール部だけで保持される。グラつきが一切無く、左右への滑らかな動きを実現させるためには高い加工精度が要求される。







レール右側(上の写真では左側)と調整ノブの下にあるギヤが嚙み合う事で眼幅調整の移動を行う。どちらにも本体の製造番号とは異なる「6723」の数字が刻印されている。







筐体を外した左光学部。筐体が無くても単眼望遠鏡として使えるような完全に独立した構造となっている。




筐体以外の部品を並べると左右で大きく異なる内部構造がよくわかる。




大きく分けると主要部品は5つしかないシンプルな構造であるが、個々の部品形状や部品精度を見ると技術力の高さを実感できる。




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