■サドルドラムマガジン・DT-15の内部構造
マニュアルに掲載されたDT-15の分解イラスト。各部品の名称が記載されている。
※内部の部品は省略されています。
DT-15を構成する主要部品。各部品はネジ止めや差し込み方式のため分解は容易。
周囲10本のマイナスネジで固定されている後部パネルを外す。内側には装填した弾薬が所定の位置に並ぶようガイドレールが渦巻状に設けてある。
本体内部も渦巻状のガイドが設けられている。
左右の中央にそれぞれ弾薬を押し出す渦巻バネが配置され、ここから伸びるアームがマガジンフォロアーの役割を果たす。
渦巻バネにつながるアームと弾薬形状を模した4発のダミーカート型マガジンフォロアー。中央2個はアルミ製、両端がスチール製となっており接合部分はベルトリンクのように可動する。
アーム中央とバネ軸にはそれぞれ空軍承認マークが打たれている。
渦巻バネが収納された筒は4本のマイナスネジでマガジン本体に固定。
バネ筒の底面に打たれた空軍承認マーク。
アーム中央軸にはスリットがあり、ここに渦巻バネの端を差し込む。厚さ0.25mmの強力な鋼製渦巻バネにより、マガジンフォロアーには強力なテンションが掛かる。装填された弾薬はマガジン各部と干渉、これが大きな抵抗となって給弾不良が生じる可能性が高いため、強いバネを採用し強引に押し出す必要がある。このため、素手での装填はできず、専用の装填器具が必須となる。
弾薬は中央部で一発ずつ合流し下向きの給弾口へと押し出される。射撃中、両側の弾薬が均等に消費されるため左右の重量バランスが崩れない点は本マガジンの特長。