■Dienstglas 6×30 収納ケース


















双眼鏡収納ケースは生産時期やメーカーによって形状や材質が変わる。掲載品は1930年代中頃に生産されたと思われる革製ケース。上質な光沢を持つ革を使い細部まで丁寧に作られた美しい仕上がり。




ケース上面には「I」、バッフェンアムト、メーカーロゴの刻印がある。




カールツァイスイエナのメーカーロゴ。




「WaA30」と読める旧デザインのバッフェンアムトだがカールツァイスではなく他のメーカーを示すようだ。







フタの留め具はスプリングを革で覆い金具を取り付けた凝った造り。













左右に90度ずつ基部が回転する金具に接続されたスリング。金具と革ベルトの接合個所はなぜこのような複雑な取り回しになっているのだろうか?







スリングの長さ調整は2か所に設けられている。各金具は真鍮製。










フタ内側の上面にはクッション材、ケース底面には仕切りを設けて収納した双眼鏡本体をしっかりと保持する。







双眼鏡はストラップを本体に巻き、対物レンズを上にして収納する。


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