■Dienstglas 10×50 その2


レンズ径50㎜の対物レンズ。後期生産型の一部にはレンズコーティングが施されたようだが、本個体はプリズムを含めコーティング無し。Dienstglas 6×30同様に偏芯リングの回転によって光軸を調整できる。







レンズ径15㎜の接眼レンズ。ピント調整は左右独立のIF方式でレティクルは右側のみ。




ピント調整は白塗りされていないプラスとマイナスの印のみが表示される。










ベークライト製の目当て。




レティクルはDienstglas 6×30と同一形状。接眼レンズが広角視界を優先した設計のためレティクル全体がシャープに見えず、両端がぼやける。

目当て装着状態では周囲が見切れて視界が狭くなる。




Dienstglas 10×50は目当てを外して見た場合に限り、カタログスペック上の超広角視界(実視界:7.3° 見かけ視界:65.2° 1000m視界:128m)を得ることができる。




目当てを外した視野。接眼レンズに目を極限まで近づけて覗くと、見切れが無くなり超広角の視界になる。DF10×80(対空望遠用)に匹敵する視界だが目当てが無いと覗きにくく、目が疲れる。




筐体の滑り止めは塗装仕上げ。


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