■受話器 その2
スピーカーを内蔵した受話器側。
こちらの部品にも沢山の文字がモールドされている。製造メーカーは受話器本体と同じ。
スピーカー部品は1940年製なので交換されている可能性が高い。表側にはスタンプ、裏側中央には刻印のメーカーロゴ(Ferdinand Schuchhardt AG)が確認できる。側面には「618」のバッフェンアムトがスタンプされているが一文字目のアルファベットがWaAの「W」ではないのは、なぜだろうか...
受話器を本体へ接続する5極ピンのプラグ。接続ピンの1と5番は送話器のマイク、2と4番は受話器のスピーカーに割り当てられている。3番ピンは未使用。
上部の取っ手金具はプラグを抜く際の持ち手。
電話機本体への接続。5極ソケットの右側にある突起はプラグの逆向き装着を防ぐ。
中央の3番端子は使われていないため、電話機側の端子にも電気コードが未接続。3番ピンが省略された仕様も存在する。