■スリング
FF33用のスリングは多くが欠損しており、入手が難しい。初期は革製、1943年以降は布製が登場する。オリジナルの布製は革製よりもさらに現存数が少なく希少価値は高いが、戦後になって生産された布製スリングが複数存在するため、入手の際は戦後品と混同しないよう注意する。
オリジナルの革製スリング。全長108cmのスリングと長さ調整用の金具がついた29.5cmの短いスリングがつながっている。長さは20cmの範囲・9段階で調整可。
スリング中央部に設けられた回転式のフック金具。
SAのロゴマークから製造メーカーは「Siemens Apparatebau」、1937年製。
かなり薄くなっており確認しにくいが、革部の両端にもバッフェンアムトのスタンプが打ってある。コード番号は全く読めない。