■銃身








銃身長500㎜、ライフリングは独軍小火器では一般的な4条右回り。銃身はレシーバへねじ込み後、ピンを一本打ち込み固定している。

FG42の銃身寿命は18,000発とされているが、12,000発を超えると摩耗が進行し命中率が大きく低下するため交換を勧めている。




■消炎器





FG42はKar98kやMG34などに比べ銃身が10cmほど短いため発砲炎を抑える消炎器を銃口に装着している。消炎を目的としており、反動の抑制効果はほとんどない。

消炎器が付いているにもかかわらず実際の射撃では大きな発砲炎と発射音が発生し、射手へのストレスとなる。










側面には直径2㎜の小さな穴が32個、前方にも左右に4個ずつの穴が加工されている。銃身取り付け基部が別パーツとなっている点を含めここも実物と同じ形状で再現。




銃口に切られたネジに装着し、フロントサイト基部から突き出た突起によってネジの緩みを防止する。




■銃剣





アイスピックのような形状で「突き刺す」ことだけを目的とした銃剣。実戦での使用場面は限られるが、開発時の要求に「銃剣」が入っている。











非使用時は銃身の下に収納する。2脚を閉じると銃剣の刃の部分は完全に覆われるデザインとなっており、銃剣が内蔵されているとは思えないスリムな外観。




収納時、剣先はガスシリンダー先端の窪みに収まる。










使用時は着剣ラグから一旦外し、向きを変えて再度取り付ける。銃剣基部が180度回転する構造ではない。







刃の全長は203mm。血抜き溝が上下左右に加工されており刃の断面は十字型。






板バネが内蔵された小さな金具の突起によって銃剣を固定。着剣ラグから外す場合はこの金具を押しながら引き抜く。



着剣するとKar98kと同じ全長(110cm)になる。




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