■レシーバー その4
木製ストックを外したレシーバー。複雑な削り出し加工が生み出すその形状は実に魅力的。高度な製造技術を用いて生産された銃であることは間違いないが、生産性が悪く、コスト高なのは容易に想像できる。トリガーメカなど一部の部品が除去されている点はご注意頂きたい。
プレス製の引き金基部には長いトリガーアームがあり、先端はシアーとディスコネクターにそれぞれつながっている(掲載品は接続箇所の部品が除去)。なお、少なくとも製造番号4,000番台前半では削り出し加工の引き金となっている。
引き金の左側面には不鮮明で数字が読めないバッフェンアムト、トリガーアームには「135」のバッフェンアムトと製造番号下3桁と一致する「178」の刻印。
レシーバー右側。写真左にボルトストップを解除するレバーがあり、その横に用途不明のT字型板バネ、さらにその右側にシアーが配置され、シアー後方がトリガーアーム前端まで伸びている。
シアーには「135」のバッフェンアムトと「178」の製造番号。
ボルトストップレバーの奥に配置された部品に「135」のバッフェンアムトと「178」と思われる製造番号。
レシーバー後方に取って付けたように配置されたボルトハンドル。ボルトハンドル付け根の下面にバッフェンアムトが確認できる。
レシーバー左側。写真左に見えるプレートがエジェクター。レシーバー側面に固定されており、スリットを通って内部のボルト走路へ突き出ている。写真右の円形穴が設けられたプレートはディスコネクター。
エジェクター上面に「135」のバッフェンアムト。
装弾数10発の固定式弾倉。
レシーバー前方の右側。製造番号とは異なる「b1764」はマウザー社の製造管理番号、「S」はマウザー社の検印と思われるが、推測の域を出ない。もう一つ謎の刻印が打たれている。
レシーバー前方の左側。「H」を横に倒したような刻印もマウザー社の検査印と思われるが詳細不明。