■木製ストック その1




初期のKar98kのストックと同じクルミ材(ウォールナット)の単材から加工された木製ストック。形状や各部の機能もKar98kに近い。後期の生産型のごく一部では積層材のストックも確認できる。


















ストック先端部には銃身前方部を保持し着剣装置が付いた金具が取り付けられている。作動ロッドが銃身の下を通るため、Kar98kよりも若干下側に着剣位置が移動している。






金具に打たれた「135」のバッフェンアムト。










銃剣84/98を装着する。取り付けは銃剣グリップ後端と着剣部の溝を合わせて押し込むだけ。取り外しは銃剣グリップ後部の円形ボタンを押しながら前方へ引き抜く。グリップと刃を隔てる鍔(つば)は銃身側と接しない(赤の矢印)ため、銃剣の固定はKar98kに比べ若干甘く、上下にグラグラする。








木製ストック先端部に収納される叉銃ロッド。全長は25cm。初期生産型のKar98kに付属していた全長が短いタイプのクリーニングロッドと同型。Kar98kではクリーニングロッドと呼ばれる部品だが、G.41(M)のマニュアルでは「叉銃ロッド」と表記されている。これは銃身内清掃具を含むクリーニングキット(Reinigungsgerät 34)が兵士に配布されたため、銃身清掃にロッドを使わなくなった(スチール製の棒は銃身内部に傷をつける恐れがある)ことが影響しているようだ。




写真下のロッドが1939年3月以降の生産品から順次変更された32cmのKar98k用クリーニングロッド。






ストック下面に埋め込まれた楕円形の部品が叉銃ロッドの受け金具。












銃身を木製ストックに固定するH型バンド金具とハンドガードの固定リング。この部分はKar98kと全く同じデザインで構成されており、各金属部品も全く同じものが使用されている。








H型のバンド金具。多くの切削加工を要する凝ったデザインの部品が使用されている。






左右側面に「655」のバッフェンアムトと「8178」の製造番号。






スリング通し付いたハンドガード固定金具。






スリング通し側に不鮮明な文字、反対側に「1」のような詳細不明の刻印。






H型バンドとハンドガード固定リングを所定の位置で固定する板バネ。刻印は見当たらない。






着剣装置の後方、作動ロッドの可動部を確保するためコの字型のプレス製部品がリベット止めされている。



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