■レシーバー その2







7.92×57㎜弾が10発収納できる弾倉は着脱のできない固定式。弾薬の装填はボルトが開いた状態でKar98kと同様にレシーバー上部から弾倉へ押し込む。5発クリップを使って2回装填動作を行う必要があり、弾倉交換式に比べると再装填には時間を要する。












固定式弾倉であるが、写真のように取り外しも可能。何らかの理由で弾倉内の弾薬を取り出す必要があるときなどを除き、通常は分解しない。
※内部のスプリングや弾倉のフォロアーは除去されています




赤矢印で示した弾倉後方にある長方形の開口部、その奥に見えるプレートを押し込んで、弾倉を後方にずらすと外すことができる。













プレス加工された弾倉。後面に設けられたリブのような突起はフォロアーがスムーズに動くためのガイドが収まる。












弾倉部を含むトリガーガードはプレス製。各部品はスポット溶接、またはリベットで接合されている。




レシーバーとトリガーガードは3本のマイナスネジで固定される。








3つのマイナスネジには4か所に切れ込み加工が施され、ここにスプリング内蔵のピンが嚙み合うことで緩みを防止。単純な方式であるが緩み防止効果は極めて高い。







木製ストックを外した状態のレシーバー部(※引き金機構の部品などが除去されている)。撃鉄を内蔵した撃発機構は、ストライカー方式を採用したG.41(M)よりも雷管の撃発が確実に行えるという利点を持っていた。



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