■左右の射角調整



左右への調整方法はMGZ34とまったく同じ。1目盛1ミルを示す0から99までの目盛が刻印されたダイヤルを回転させる。ダイヤルを奥へ回すと対物レンズは右へ、手前へ回転させると対物レンズは左へ回転する。ダイヤルの回転は「0」を示す場所で軽い抵抗感があるので暗闇などで「0」の位置を知らせ、ダイヤルを何回転させたのか手に伝わる感覚で把握することができる(この機構はMGZ34には無い)。




調整ダイヤルと対物レンズの角度指標ともに「0」を示している状態。



調整ダイヤルの回転に連動して対物レンズの指標が動く。写真ではダイヤルを3回転と72ミル、372ミル回転させた状態。対物レンズの指標は4の少し手前を指している。この場合、調整前と比較して、100メートル先では37メートル、1キロ先では372メートル着弾地点が移動することになる。

接眼レンズの項で紹介した通り、対物レンズの回転と接眼レンズはリンクしていないので、上部の対物レンズだけが回転する。




■上下の射角調整



上下の射角調整もMGZ34と同様に目標までの射距離から写真のダイヤルを回転させて調整する。MGZ34では直接射撃と間接射撃を選択する方式であったが、MGZ40では射距離ダイヤルと俯仰角のミル表示が同時に確認できる単純な方式に改良されたため選択の必要は無くなった。





射距離調整ダイヤルが「0」のとき、角度を示すミル表示(1目盛100ミル)も水平の「3」を指している。なぜ「0」でなく「3」が水平を示すのか?それは不明...




射距離調整ダイヤルを左に回転させて3000メートルにセット。角度指標は1.4目盛(140ミル)ほど動く。各射距離に応じた角度の調整量はMGZ34とMGZ40は全く同じ。




射距離3000メートルに設定したMGZ40。照準器の光学部が手前に傾く。




実際にこの状態で使うことは無いと思われるが、ダイヤルを回していくとこの角度までお辞儀する。






0から99までの目盛がある小さなリングは射距離調整ダイヤルと連動して回転する。射距離調整ダイヤルの上にある目盛が10の時は90、30の時は70を指す。ダイヤルを右に回転させる(射距離を手前に調整する)場合、調整ダイヤルすぐ上の目盛では0、90、80と数字が逆回転して分かりにくいため、上の目盛を見るのではないかと推測。




俯仰角の角度を示す目盛も2つある。水平時はどちらも3であるが、白目盛がの4の時、赤目盛は2、6の時は0を指す。




■照準器を覗く


照準器を覗くとMGZ34とまったく同じレティクルがあり倍率や見え方もほぼ同じ。そのため、実際の見え方はMGZ34のページをご参照いただきたい。が、以下の僅かな差異があるため、光学性能に関してはMGZ34が少し上といえる。

・視野がわずかに狭い
・対象物がやや暗く見える(対物レンズ径の大きさによるものか?)
・レンズ内で光が反射して光が写り込むゴーストが出やすい



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