■照準器光学部 その2


光学部が収まる照準器上部は、下面の丸ナットを外して、射角調整ダイヤルの横にあるレバー(左手の親指で押している部分)を押し下げると写真のように上へ抜ける。










ギアのかみ合わせ・精度ともに高品質であり、軸のグラつきも皆無。軸の下面には「329」の刻印がある。




照準器上部の溝と噛み合うギアが見える。




■照準器を覗く

照準器を実際に覗いたところ。レティクルは必要最小限のシンプルな形状。




夜間照準用の電球を照らし、レティクルを光らせた状態。※詳細はこちら







MGZ34運搬ケースのフタ内側に収納されている2種類のフィルター。黄色とオレンジ色がありMGZ34の標準付属品となる。フィルター枠は滑り止めのローレット加工が施され、金属の弾性を利用して対物レンズの前に装着させる。




フィルターを対物レンズの前に取り付けたところ。





それぞれのフィルターを装着した状態。単純なカラーフィルターであり、減光効果などはほとんど無い。黄色やオレンジ色のフィルターは、夜間や夕暮れ時などの特定の状況下で使用すると、目標が判別しやすくなる効果がある。




実際の風景を照準器で見るとどのように見えるのか。上の写真は人間の目で見た風景と視野が近いといわれる50mm相当で撮影したもの。同位置から照準器をつかって「○」で示した箇所を見る。




黄色い〇で示した灯台までの距離は850メートル。人間の有無などははっきりと確認でき、服装などもある程度識別可能。対象物が明確に確認でき、肉眼とほぼ同じ程度の明るさで見ることができるため、暗がりでも十分に標的を確認できる。現在のような優れたレンズコーティングが無いので、条件次第では光の映り込み・反射による見えにくさはあるものの、基本的な光学性能は良い。

※レンズ周辺の像の流れや解像度の低下は、撮影したレンズの影響でやや強調されて写っています。




赤い「○」で示した箇所。中央に停泊する船までの距離は約2000メートル。人間程の大きさではぎりぎり識別が可能なレベル。

中央に捉えた対象物はクリヤーに見えるが画面の端に行くに従い像がやや流れる傾向があり、この点は光学系の欠点といえる。これは別のMGZ34でも同じ傾向が見られる。




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