■銃身・銃口








9㎜パラベラム弾を使用し、ライフリングは6条右回り。銃身周りの基本形状はMP40と同じ。












装甲車輌の乗員が使う事を前提に開発されたMP38。揺れる車内では射撃中に銃口が室内に入り中を射撃する恐れがあるため、銃身の下に設けられた突起を装甲板の縁に引っかけて誤射を防止する。

この突起はMP38の原型となったEMP36にも装備されている。








装甲板の縁に乗せて射撃した際に銃身に傷が付く事を防止するバレルレストだが、射撃の反動で硬質な金属同士がぶつかり銃口が大きく跳ね上がるのを防ぐ衝撃吸収のために付いている、との説もある。またバレルレストは銃身固定ナットの内側まで伸びており、ナットの緩み防止も兼ねている。MP38と初期のMP40ではアルミ製。以降は、ベークライト、亜鉛鋳造、スチールプレス製と素材が変わる。表面の凹凸からアルミの鋳造製と思われる。




スチール製のマズルキャップを固定するための突起がフロントサイトガードの前面に取り付けられている。MP40以降はゴム製のマズルキャップが配備されたためこの突起は廃止される。








フロントサイトブレードはリアサイト同様に左右調整可能。照準調整が済んでいるようで接合部分にポンチでマイナス線が打刻されている。




銃口には空砲射撃用のアダプターやサイレンサーを装着するためのネジが切ってあり、これを保護するためのカバーが付く。MP38用は全体に滑り止め用のローレット加工が施されているがMP40用はゴム製マズルキャップを装着するため、中央部に溝がある。




レシーバーに差し込まれた銃身は6角ナットで締めて固定される。その後はスリング通し金具。6角ナットを緩めれば反対向き(180度回転)にすることもできる。




MP40(写真上)との比較。




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