■パンツァーシュレック マニュアル画像
シールド付きパンツァーシュレックの保持例。写真のパンツァーシュレックは本体がダークイエローよりも明らかに暗い色で塗装されており、生産時期を考慮するとダークグリーン系の可能性もある。砲口近くの保護バー、コッキングレバー、トリガー、後部の接続ボックスはダークイエロー系と思われる。
シールド無しパンツァーシュレックの射撃には発射ガスから身体を守る装備を身につけなければならない。
■マニュアル画像から射撃手順の紹介
ロケット弾後部にテープ止めされている接続ピンが付いた木製ブロックを外す。
砲弾先端の安全ピンを外す。安全ピンはロケット弾が不発となった場合、再度取り付けるため捨てずに取っておく。ピン取り外し後は弾頭に強い衝撃を与えないよう注意する。
ロケット弾の脱落防止金具を押しながら、ロケット弾を筒後方から装填する。
ロケット弾を所定の位置まで押し込む。ロケット弾は筒の内側にあるストッパー金具によって止まる。
ロケット弾の装填完了後、木製ブロックの端子を接続ボックスに差し込む。これ以降は万が一の暴発に備え、発射筒の後部には体を入れない事。装填作業はこれで完了。
コッキングレバーを手前に引き、撃鉄棒をコッキング。親指で押している安全装置を解除しコッキングレバーを元の位置に戻す。
射手・装填手ともに後方噴射が体に当たらぬよう、特に足の位置には注意する。また保護シールドは右側の覆いが無いため、右手の位置にも注意する。この写真では装填手がすでに次弾を用意し、保持している。
トリガーを引き「発射!!」
前方のみならず、後方へも激しい爆風が発生する。後方の安全確認を十分に行い、閉所での射撃は危険が伴うので避ける。パンツァーシュレックは発射時に大量の白煙が生じるため発射位置を敵に暴露してしまう。そのため同じ位置で2発目以降の射撃は行わず、即座に場所を移動する。