■減光ガラス/ Blendgläser
接眼レンズに装着する黄色とオレンジ色のフィルターレンズ。木箱の内容一覧には「減光ガラス 明るい・暗い」と書かれている。
金属の弾性を利用し、接眼レンズのアイカップにはめ込んで装着する。この写真では右側だけ黄色を取り付け。
ドイツ軍のMGZ34・MGZ40、ZF4などの光学機器にも付属する黄・オレンジ系のフィルターガラスは次のような光の性質を利用しているようだ。
・様々な波長を含む光は目の網膜上の1点で結像しないため、色収差のようなぼやけが生じる。
・短波長光(青色光/ブルーライト)は網膜手前で結像するため、ぼやけの要因になりやすい。
・短波長光は拡散しやすく、まぶしさの要因となる。
短波長光を効果的に低減できる黄・オレンジのフィルターを通して見ることにより、ぼやけを取り除き、まぶしさが軽減される。具体的には日中の使用においてコントラストを高め対象物の視認性を向上させる。また霧の発生時にも同様の効果が期待できるようだ。
■レティクル照明装置 / Anstecklampe
右接眼レンズの上部に装着し内蔵した電球でレティクルを照らす照明装置。独軍光学機器に幅広く使用された汎用器材。
■小型照明装置 / Handlampe
夜間に手元などの近距離を照らすための照明装置。本体側面の小さなボタンが点灯スイッチとなっており、スイッチを押している間だけ点灯する。
■4.5V平型乾電池収納ケース / Behälter für Stromquelle
内部に4.5V平型乾電池を3本収納(2本は予備)しケース横に設けたプラグ端子から接続機器へ電気を供給できる電池収納ケース。