■MGZ34用ペリスコープ 全体写真
外装はプレスのスチール製で簡易な作り。重さも356gと軽い。ドイツ製の精密・重厚な光学機器のイメージとは大きくかけ離れており、チープな雰囲気が漂っている。まるで大戦末期に応急的に生産されたもののような印象を受ける。
本個体は赤茶のプライマーの上にダークイエロー、さらに戦後塗装と思われる明るいグリーン系の色が大雑把に塗装されており、外観のオリジナル度はやや低いものの、錆は無く、内部の光学系も綺麗な状態を保っている。
本個体は塗膜に埋もれて確認ができないが、6本のマイナスネジで固定されている側面パネルの表面に製造メーカー等の刻印がある。
大きさ:全長141×高さ119×幅60mm (アイピース含む)
それぞれの接眼レンズ位置を比較すると、ペリスコープを装着したMGZ34はMGZ40よりもさらに低い接眼位置となる。
が、どちらにしても射手の頭が完全に隠れる低さではない。