■ラフェッテ42 その他ディテール

ラフェッテ34とほぼ同じ形状であるが、各部の写真を掲載する。





















塗装色が異なる以外、ラフェッテ34と全く同じ形状の射角調整装置の周辺。ラフェッテ42は当初、ジャーマングレイ単色で生産が開始され、1943年2月以降は他の装備品と同様にダークイエロー単色となった。主要外装以外のスチール製部品は黒染め仕上げで無塗装、リコイルダンパーや光学照準器マウントなどのアルミ部品も無塗装だが緑色のアルマイト処理?が施されている個体も確認できる。











刻印の白塗り。このラフェッテ42はオーストリア軍による丁寧なサンドブラストによって刻印の溝まで塗料が落ちており、製造当時に「白塗り」が施されているかは確認ができない。またインターネットの検索でもオリジナル塗装が綺麗に残る個体が無く確認ができないため、真偽は不明であるがラフェッテ34にならって白塗りを再現した。







ここも複雑な形状を見せる前脚の上部。丁寧で綺麗に処理されたラフェッテ34の溶接と比較して、やや汚いというか雑な仕上げ。斜め上方を向いた無塗装の筒は対空射撃用支柱の取り付けベース。マウント中央部の斜めの板は排莢板。







アルミ製の光学照準器ベース。末期になるとスチールのプレス製も登場する。ベースを固定する2本のネジのうち、後ろ側のネジは軸が偏芯しており、1回転させる間にベースの高さを微調整することが可能。




ラフェッテ34では紹介を忘れたのでここで掲載。射角調整装置の右側の握り手はオイルケースを兼ねている。上部のフタには刷毛がついているので、そのまま塗布することが可能。



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