■ラフェッテの分解・レストア その3


塗装を剥がして初めて確認できるラフェッテ本体の各所に打たれた刻印を紹介。


ラフェッテ上部フレーム、後部部品の塗膜をはがす。分厚い塗膜に覆われていた刻印がはっきりと確認できる。製造年である「1940」、シリアル番号「247d」、大きさの異なるアムト刻印「WaA200」が2か所、三角形の中に「S323」が入った刻印はラフェッテの最終組み立て工場を示す(※製造メーカー:Brandenburger Fahrrad- und Motorrad-Werke Excelsior Gmbh)。

刻印の文字は白で塗装されているが、塗膜や海外サイトでのオリジナル塗装と思われるラフェッテを確認する限りでは、後入れではなく工場での生産時に塗装がなされていたようだ。






上部マウントを支えるフレームの前部。「200」のアムトが側面に2か所と前面に1ヵ所の合計3つ。最終組み立て工場を示す三角マークもある。




上部マウントを支える基部。「200」のアムト刻印。




MG34の後部を固定するマウント金具を上から撮影。ここにも「200」のアムトと三角マーク。さらに「M」のような刻印も確認できる。




前脚を支えるロッドの先端部に「200」のアムトと三角マーク。




光学照準器のマウント基部に「200」のアムトと「V」のような刻印。




MGZ(光学照準器)のマウント側面に「200」のアムト。




射角調整装置の射手側には「20」のアムト刻印。




塗膜を剥がすことで初めて確認ができる数々のアムト刻印。



マウントフレームを保持する金属製ローラーを固定するためのネジやワッシャーにまでアムト刻印が入っている。















金属製ローラやシャフトにもアムト刻印。1940年頃の生産品ではあらゆる部品にアムトが確認できる。




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