■MG34機関銃の装着
ラフェッテへのMG34機関銃の取り付けは前後2か所の金具によって固定させる。後部はラフェッテのマウントにあるフック状の金具にMG34機関銃のレシーバー後部にある突起を差し込む。
MG34を固定する前方の金具は銃身交換の機能も有しているため複雑な形状となっている。
上部のラッチを開閉させることでMG34の固定を行う簡単な構造。リアサイトはこの金具に干渉するため折りたたんだ状態にはできない。MG34をラフェッテに載せる作業は10秒ほどで完了する。
MG34のスリングはラフェッテのフレームと干渉するためグリップ側は取り外す。2脚は展開・収納状態のどちらでも可。50発のベルトリンクを収納するドラムマガジンはフレームと干渉して取り付けができない。
■MG34 銃身交換機構
機関銃本体を前後2分割として銃身交換を容易にしたMG34の機構をそのまま生かし、ラフェッテに載せた状態でも銃身交換ができる。
銃身交換時のバレルグループの開閉はレバーを上に持ち上げるだけ。MG34単体での銃身交換手順よりも簡単でより早く一連の動作を行える。レバーの押し上げという一つの動作で、次の3点が同時に行える優れた設計になっている。
1.MG34本体のバレルグループとレシーバーグループをロックしているラッチの解除。
2.ラフェッテ側のMG34銃身交換金具のロック解除。
3.MG34のバレルグループを銃身が取り出し可能な位置まで回転。
バレルグループを開けた状態。マウントの金具右側には回転させたバレルジャケットを支える腕が突き出ており、写真の角度で固定される。