■刻印(銃左側)

※写真左が銃口側

レシーバー後部にある製造年、製造メーカーや製造番号などの刻印。1943年の中頃から製造年がコード化されている点が他の独軍小火器には無い特徴。以下にこの部分の刻印を製造メーカーごとに紹介する。

■Grossfuss (WaA47)
bpr  1942

■Maget (WaA11)
cra  1942
cra  1943
cra  GH(1943)
cra  NC(1944)
swd  NC(1945)

■Gustloff-Werke (WaA4)
dfb  1943
dfb  FG(1943) ※本項のMG42はこれに該当
dfb  MU(1944)
svq  SM(1945)

■Mauser Werke (WaA26)
ar  JT(1943)
ar  DF(1944)
dd  DF(1945)

■Steyr (WaA623)
bnz  1942
bnz  1943
bnz  GZ(1943)
bnz  PJ(1944)
swj  PJ(1944)
swj  XE(1945)




ピストルグリップのトリガーガード前方2か所に刻印。やや不鮮明であるが「WaA519」のバッフェンアムトと「cof」のメーカーコードはどちらもCarl Eickhornを示す。



ピストルグリップ後部には「17」と思われる刻印。




■刻印(銃右側)
※写真右が銃口側


ラッパ型の消炎器側面に打たれた不鮮明なバッフェンアムト。




リアサイト基部。「ehs」※Deutsche Kuehl u. Kraftmaschinen G.m.b.H.の刻印。




バレルジャケットとレシーバーの中間にある削りだし部品。「96」の刻印。




フィードトレイ本体、空リンクの排出口。「1885b」の製造番号と「WaA519」※Carl Eickhornのバッフェンアムト。


こちらもフィードトレイ本体であるが、こちらは後ろ側。理由はわからないが同一の部品に2つの異なる製造番号が刻印されている。「3499」の製造番号は本体と一致している。





コッキングハンドルの基部。「3499」の製造番号、「bpr」はMG42の開発・生産をしたGrossfuss AGのメーカーコード。




円柱型のコッキングハンドル本体にも「bpr」の刻印。




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