MG34 予備銃身ケース その1









オリジナル塗装が残った1943年製の銃身ケース。

ケースサイズ:全長:660mm 直径:59mm
重量:1221g(銃身は含まず)




ケース側面の刻印。製造年を示す「1943」と製造メーカー FRAMO-Werke GmbH. を示す「beq」のコード。




日本に現存するMG34予備銃身ケースはなぜか1943年、beq製造品が多い。これらの大半はジャーマングレイのような濃いグレイで再塗装されており、内部だけにオリジナルのダークイエローが残っている。この再塗装品銃身ケースは日本にも一定数が輸入(1990年代前半?)されたポルトガル輸出用MG34の木箱内に4本が同梱されており、これがバラ売りされたものではないかと推測する。

写真の5本もすべて43年のbeq製。













ケース中央の一段くぼんだ部分に設けられた開閉ロック用の金具。







左右2分割された本体は丁番で結合される。ケース本体の左右パーツは生産性向上のため同じ部品が使われている。










ケース本体の縁は嚙み合わせを良くする、開けやすいように波型のリブが加工されている。










ケース両端にはスリング金具が付く。



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