■刻印
バレルジャケット後部の薬室上面。ドイツ占領下にあったチェコスロバキアのブルーノ造兵廠で作られたことを示す製造メーカーコード「dot」と「1943」の製造年、製造番号「5329」。その下と左側にも何やら刻印が打たれている。
銃口・消炎器の側面に手書きで書かれた「5329」の製造番号。
バレルジャケット中央下の2脚収納基部にブルーノ造兵廠を示す「63」のバッフェンアムト。
一つ上の写真と同じ2脚収納基部の下側。「X」と「2」の刻印。
バレルジャケットとレシーバーの接続部分をロックするラッチの中央にあるバッフェンアムト。やや不鮮明だがGustloff-Werkeを示す「4」と思われる。
リアサイトの前面。上下に動く射距離調整部品に「SS」の刻印。
フィードトレイ左側の給弾口。「5727」の刻印が×印で消され、銃本体と一致する「5329」の製造番号が手加工で刻まれている。
フィードトレイ上面には Carl Eickhorn を示す「cof」の製造メーカーコード。
弾給口上部のフィードカバーを構成する部品に手書きで書かれた「5329」の製造番号。
レシーバー右側のコッキングハンドル基部。手書きの製造番号「5772」。
トリガーガード前方に「15」の刻印。
グリップ下面に「3287」の製造番号。
プレス製のフィードカバー本体上部。「5329」の製造番号とMG42を開発・製造していたことで知られるグロスフス社を示す製造メーカーコード「bpr」の刻印があり、主要パーツは複数のメーカーで生産されていたことがわかる。
レシーバー後部下、ラフェッテ・マウント固定用の突起がある部分。湾曲面のため不鮮明だが「73」のような数字が刻印されている。
レシーバー後部上面。ブルーノ造兵廠を示す「WaA63」のバッフェンアムトと「5329」の製造番号。後方の部品にも同じ製造番号が打たれている。
2脚・左右の足を固定する大型ピンの頭に Gustloff-Werke を示す「4」のバッフェンアムト。
2脚基部の射手側。シュタイヤー社を示す製造メーカーコード「kur」と「WaA815」のバッフェンアムト。「43」は1943年製。