■バレルジャケット










バレルジャケット部品は厚さ約2.6ミリの鋼板を使いレシーバー部も一体となったスチールプレス製。単純に細長い箱型ではなく、上下は凹に湾曲させて強度を持たせている。リアサイト前方辺りから後方にかけて幅も若干広くなっており複雑な形状を見せる。右側は銃身交換の際、銃身本体を容易に取り出せるよう大きく開口しており、上下にも放熱用に楕円形の穴が開いている。













バレルジャケット上面の放熱穴の一つがふさがれており、ここに対空射撃用照準器の取り付け基部がある。内側にバネが仕込んであり、上から対空照準器を差し込むと、バネが照準器の支柱に加工された溝に掛かって固定される。




裏側に設けられた照準器支柱固定用のバネ。













バレルジャケット右側後部にある銃身交換用のラッチ。ラッチを開く(銃口側へ押しながら右へ動かす)と銃身後部が機関部から外れて斜めに出てくる。銃身を抜き出し、新しい銃身をラッチ金具の内側を通してバレルジャケットに滑り込ませてラッチを閉じると銃身交換が完了する。銃身交換に要する時間はおおよそ5〜6秒程度、機関部を回転させるMG34より早く一連の作業が完了する。

銃身は速射の場合150発、5〜7発程度のバースト射撃を繰り返す場合は250発が交換の目安。MG42の銃身命数は3,500〜4,000発程度とされている。




バレルジャケット後部の下側。長方形の突起はラフェッテ(大型3脚)に銃本体を固定させるための基部。


















一体のプレスで製作されたバレルジャケットとレシーバーの中央部にはスチール削り出しのブロックが取り付けられる。この部品は射撃時にボルトと一体となって後退する銃身を受け止める、後退しようとするボルトのローラーロッキングを解除するという重要な役割を果たす。




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