■MG34/MG42 予備銃身ケース その2







Laufschützer 34とLaufschützer 43の違いはケース両端に設けられた四角い膨らみのみ。あとは僅かな差異しかない。






中央に設けられたケース開閉のロック金具。



双方の形状は全くの同一。この写真からはどちらがLaufschützer 43であるか判断できない。



左右部品の共通化によりロック金具が無い反対側も凹みがそのまま残る。




ケースの開く側には指をかけて開け易くするための突起が互い違いに設けられている。






銃口側が収まるケースの端。





薬室収納側。丸い穴と長方形の切り欠きはケースの開閉を補助するアームを取り付けるためのものと推測される。本個体にはアームがついていた跡が無いので欠損ではなく生産途中から省略された可能性がある。いずれにしてもアーム付きの個体は現存数が少ない。




ケース端に打たれた刻印のアップ。1本用銃身ケース43型を示す「Laufschützer 43」とその下の「43」は1943年製を表す。「647」のバッフェンアムトと「brc」の製造メーカーコードはベルリンにあった製造メーカー、Fr. Weber & Co.を示す。








長さ調整可能な布製のスリング。スリング両端を止める金具には「LUX」の刻印が打たれている。



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