■MP40 初期生産型 その3
各部の刻印を見る。
レシーバー後部上面。「MP40」、製造メーカー「Steyr-Daimler-Puch A.G.」を示すコード「bnz.」、1942年製造を示す「42」、製造番号「1384 i」。
フロントサイトガード基部に製造番号の下3桁「384」と製造メーカー「Merz-Werke」を示す「WaAA44」、フロントサイト側面にも「384」が打たれている。
バレルレスト前方の突起。「Haenel」を示す「37」のバッフェンアムト。
銃身左側面。「37」のバッフェンアムトが3つ、製造番号「1384 i」、射撃試験合格を示す国家鷲章が並ぶ。
銃身上面。やや不鮮明ながら銃身内径を示す「8.83」の数字。
レシーバー前方の左。写真左から6角バレル固定ナットの製造番号「384」、スリング金具に薄く打たれた「37」のバッフェンアムト、レシーバー本体部品の「1384 i」、2つの「37」バッフェンアムト、製造メーカー「Merz-Werke」を示す「WaA44」。
レシーバー前方の下。1941年製の可能性がある「41」、どちらも「Merz-Werke」を示す「WaA44」と「cos」。
マガジンハウジング前方。「WaAA44」のバッフェンアムト。
マガジンハウジング左側面。製造番号「384」とマガジンボタンの「cos」。
マガジンハウジング右側面。マガジンボタンの受け金具に「cos」。
折り畳み式ストックの左右アーム。本体とは異なる製造番号「252」と「37」のバッフェンアムト。左右共通部品のため一方は刻印の向きが上下逆になる。
200m用リアサイトに「37」のバッフェンアムトと製造番号「384」。
リアサイト基部。「37」のバッフェンアムトと製造番号「384」。
グリップフレームの前方。製造番号「1252 a」。
トリガー側面に「Steyr-Daimler-Puch A.G.」を示す「WaA815」。
レシーバー後部の側面に不鮮明なバッフェンアムト、リアのスリング通し穴の横に製造メーカー「Nation Krupp Registrier Kassen」を示す「WaA254」のバッフェンアムト。
前後2分割されたグリップフレームの前側の部品。左右にそれぞれ「254」の小さなバッフェンアムトが打たれており、グリップパネルに隠れてしまう位置にある。
折り畳みストックのロックボタン。2度打ちされたのか不鮮明だがバッフェンアムトとグリップフレームの下2桁の製造番号と一致する「52」の刻印。