MP40/I (短機関銃) / Maschinenpistole 40/I

 1917年に登場したMP18はルイス・シュマイザーにより設計されたドイツ最初の短機関銃であり、第一次大戦で限定的に実戦投入されたのち、敗戦後のドイツ国内の治安維持等で活用。セミ・フルオートの切り替え機構や弾倉等が改良されたMP28やMP40にも大きな影響を与えたハインリヒ・フェルマー設計のエルマ短機関銃などが登場し新型の短機関銃開発へとつながっていく。

 1936年、軍備拡大を図るドイツ軍は陸軍の機械化を図るため新たな短機関銃の仕様書を非公式に作成し、これに応えたフェルマーが設計に着手、1938年に従来の短機関銃の概念を打ち破る画期的なMP38が登場する。木製部品を排除し、金属製の簡易な折り畳み式ストック、鋳造アルミ製のピストルグリップ、人間工学に基づいて下側に装備するマガジンなど生産性と扱いやすさを両立させることに成功。

 1939年9月のポーランド侵攻で大々的に実戦投入されると、銃本体を落下させた際に閉鎖したボルトが衝撃で動きマガジンの弾を拾って暴発する可能性がある欠点と生産性のさらなる向上が求められた。軽量化の溝が彫られたアッパーレシーバーとアルミ鋳造製グリップをスチールプレス製に変更したMP40、機械加工で仕上げられていたマガジンハウジングを補強リブ付のプレス製とし、ボルトにロック機構を設け暴発対策を施したMP40/Iへと発展していく。

 終戦までに約104万丁が生産されたMP40はドイツ軍の主力火器として活躍したのち、世界各地でも使われている。



■各部のディテール紹介

※本項では1941年製のMP40/Iと1942年製のMP40/Iを混ぜて紹介しています。


・MP40 全体写真

・レシーバー その1

・レシーバー その2

・マガジンハウジング / バレル / マズル

・折り畳みストック / マガジン / スリング

・刻印 その1


・刻印 その2

・MP40マニュアル掲載写真・分解図


・マガジンローダー



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