■折り畳み式ストック


MP40のストック





MP40のストック展開状態



MP40のストック



車載装備用としての小さなスペースへの収納や空挺部隊での使用を前提として小型化が求められた本銃はそれまでの固定式木製ストックではなく、革新的な折りたたみ式のストックを採用するに至った。このストックはレシーバー後部のボタンを押して下向きに約180度スイングさせた後、バットストックを90度展開させる。ストックは簡易な構造ながら通常の射撃では十分に役割を果たしてくれる。41年製は展開時にしっかりと固定されるが、42年製では上下にグラグラと動き安定しない...







ストックを折りたたんだ状態。銃の下部にコンパクトに収納され、邪魔になることもない優れた設計である。







ストック基部にある滑り止めのローレット加工が施されている部分が展開用のボタン。



■マガジン

MP40のマガジン


スチールプレス製のマガジンは装弾数32発。内部で弾薬が互い違いに収まるダブルカラム式を採用。








マガジン上部はリップ部まで変形防止のため2重構造となっている。

MP40のマガジン下部

マガジン側面に打たれた「M.P.38U.40」の刻印。MP38 とMP40のどちらにも使用できることを示す。




マガジン背面の刻印。左側は「42」から1942年製、右側は「43」から1943年製。二つずつ打たれたバッフェンアムトはともに「WaA815」であり製造メーカーは「Steyr」。左上には「98E」と「Kur」の異なる製造メーカーコードが打たれているがどちらも「Steyr」を表す。同一の製造メーカーであっても時期などによりメーカーコードは変化する場合がある。ここの刻印以外に「bnz」も同じく Steyr を示す。




こちらもマガジン背面。装弾数いっぱいに弾薬が装填されていることを確認するための穴と「32」の刻印。




マガジン底部のプレートは写真の左側へスライドさせることで取り外せる。




MP40のマガジン分解

マガジン内部に収まるフォロアーにまで「WaA815」のバッフェンアムトの刻印がある。




フォロアーに打たれた刻印。



■スリング


MP40のスリング

MP40のスリング金具

革製のスリングは基本的にKar98K用と同じであるが、後部の留め金がボタン式となっており、ボタン留めの穴も3か所から2か所へ変更されている。このスリングは戦中型と同型であるが刻印が無いため、戦後オーストリアなどで生産されたものの可能性がある。







前部のスリング通しはバレル固定ナットを緩めることで左右の向きを変えることができる。定位置は右側。





ボタン式で固定する後部も左右の向きを任意で調整可能。


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