■ZF41 マウント
ZF41をKar98kに装着する際に使用するマウント。製造はBLM(Die BerlinLubecker Maschinenfabriken)一社で行われており、生産を通じて外見形状に大きな変化はない。
本体はすべてスチール削り出し。小さな光学機器を搭載するには十分すぎるほどに堅固な造り。重量は200g。
マウント上部の固定金具。それぞれ2本のマイナスネジで固定し、前後で形状が異なっている。
対物レンズ側の金具はレインシールドから伸びる板バネと干渉を防ぐため、上部が斜めにカットされている。
金具側面にはシリアル番号(893)が打たれているものと無いものがある。
金具上面には手書きで数字が記入された例も多数確認できる。この数字はマウント本体に打たれたシリアル番号の下二桁と一致するようだ。
マウント本体側の受け部。対物レンズ側のみ、下から固定を補助するイモネジが設けられている。
「K98k-Zf.41」の刻印。3つとも同じ位置に同じ文字が打たれている。
製造メーカーコード「duv」と「214」のバッフェンアムトはBLM(Die BerlinLubecker Maschinenfabriken)を示す。中央のマウントは銃本体のシリアル番号と一致すると思われる「7199 a」の刻印があり、このマウントの上部金具は先に紹介したように「99」の手書き数字が書き込まれている。