41年型 ベルトリンク装弾器 / Gurtfüller 41
MG34やMG42などの機関銃に採用されているベルトリンクの弾帯は、15発ずつの紙箱に収まってバラ配給される7.92×57mm弾をベルトリンクに兵士自らがセットする必要があった。この作業は手作業でも行えるが、特に発射速度の速いMG34・MG42では大量の弾薬を用意する必要があり、この作業が兵士に与える負荷は大きなものであった。この負荷を軽減させるために配備されたのがここで紹介する装弾器である。
ドイツ軍が使用した装弾器はホッパーと呼ばれる弾薬トレーに7.92×57mm弾を入れて、空のベルトリンクをセット。34年型装弾器であればハンドルをグルグルと回転させる、41年型であればレバーを押す・踏むことによって、ガチャガチャと自動的にベルトリンクに弾薬をセットすることができる。ここでは1943年3月に採用された後期型の41年型装弾器を紹介する。
■各部のディテール紹介