■照準器光学部 その1


光学部は、接眼レンズ3枚、レティクルレンズ1枚、プリズム2個、対物レンズ1枚というシンプルな構成。レンズも明るく、肉眼とほぼ同じ明るさで対象物を見ることができる。レンズの周辺画像は多少の歪みや湾曲が見られるが中央部はクリヤーで光学性能的には十分といえる。




■接眼レンズ

射手が覗く側の接眼レンズ。ゴム製のアイピースが付属する。




こちらはアイピースを外した状態。




側面に加工されたスリットは、後ほど紹介するレティクルを照らすライトの光を内部に取り入れるためのもの。




接眼レンズを分解する。レンズは4枚構成。写真左側のレンズ表面にレティクルが刻まれている。




接眼レンズが収まるチューブの前方、レティクルが刻まれたレンズの上部にはガラスでカバーされたスリットがある。この部分には外付けの専用ライト(※詳細はこちら)を取り付けることによりレティクルが照らされて夜間でも照準が可能となる。




■対物レンズ




対物レンズは1枚のみ。写真では分かりにくいが、中央のリングにレンズがはめ込まれている。




■プリズム






照準器上部のフタを開けた状態。内部のプリズムは照準器本体に3本のマイナスネジで固定されている。




対物レンズを外した状態。内部に収まるプリズムが見える。プリズムの手前にあるリング状部品の内側は細かい階段状の加工が施されているが、これは光の乱反射を防ぐためと思われる。










接眼レンズと対物レンズをつなぐプリズムを取り出す。複雑にカットされた2つのプリズムが組み合わさっている。プリズムの側面には、文字?のようなものが書き込まれている。製造から70年以上が経過していると思われるが、新品同様の輝きをみせる。




■コリメーター


目標までの大まかな方向を測定するためのコリメーター。上部に設置された小窓から中を覗き込むと照準器で見るよりも広い視野で目標物周辺を確認できる。このコリメーターは照準をする際に必ず必要なものではないが、より短時間で照準器を目標方向へ指向させることが可能となる。




コリメータは360度回転する。下に見えるノブを回すと、コリメータの回転をロックする。




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