MGZ34 光学照準器 / MG-Zieleinrichtung 34


ラフェッテ34に装備したMGZ34

 「MGZ34」はMG34用の大型3脚、ラフェッテ34に装着して使用する光学照準器。1936年から生産が開始されたラフェッテ34と同時期に配備が計画されていたものの、量産が難航し1年ほどは供給不足が続いたようである。射撃の反動を抑制する機構を持ったラフェッテ34とMGZ34を組み合わせることでMG34の命中率を最大限に引き延ばす。機関銃の火力に遠方から目標付近を射撃できる命中率を与え、敵歩兵にとっては恐るべき存在となる。

 MGZ34は接眼レンズ・プリズム・対物レンズを内蔵した光学部分と光学部を左右、上下に動かす調整ダイヤルのついた基部、照準器を水平に保つ水平器、目標までの大まかな方向を測るコリメーター、ラフェッテ34とのマウント部などで構成され、重量は1952gとやや重い。金属製の専用ケースに収納して運搬する。

■各部のディテール紹介

・MGZ34 全体写真

・照準器光学部 その1

・照準器光学部 その2

・左右への射角調整

・上下の射角調整

・ラフェッテ34への取り付け

・ラフェッテ34での照準調整 左右方向

・ラフェッテ34での照準調整 上下方向

・運搬ケース



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