■レシーバー

MG42のレシーバー

MG42のレシーバー

レシーバーは約2.7ミリ厚(実測)のスチールからプレス製で製作されている。内部に収まるボルトが前後に動くためのガイドレールと補強を兼ねて、内側にはコの字型のプレス部品があり、レシーバー両側に見えるリベットはこれを留めるためのものである。




MG42 レシーバーの刻印

レシーバー後部左側にある刻印を見る。

「F.G.」 は1943年後半の生産を表すコード表示
「M.G.42」 銃の名称 
「3499b」 シリアル番号
「dfb」 製造メーカーであるグストロフ・ベルケ社のコードと国家鷲章

この部分の刻印に関する詳細はこちらのページをご参照ください。




レシーバー後部から内部を撮影したもの。中央にはシルバーのボルト後部が見え、左右にあるリベット留めされたコの字型のレールでボルト四隅が保持されているのが分かる。



MG42のレシーバー

レシーバー右側の筒型のものはコッキングハンドルであるが、初期生産型のMG42では横に突き出した形のコッキングハンドルが装備されていた。フィードトレイを外しているため、レシーバー内が2重構造となっている事や、プレス製の独特のラインがよくわかる。



MG42 レシーバー



MG42のレシーバー下面

レシーバー下面の排莢口にはダストカバーが付く。トリガー操作と連動して開くMG34とは異なり、MG42ではボルトの動作に連動して開く単純なもの。ピストルグリップは、プレス製の左右部品を中央で溶接させた跡がはっきりとわかる。


MG42のレシーバー下面
ピストルグリップの後方にある左右に突き出た突起はラフェッテという大型3脚に銃本体を固定させるためのもの。木製ストックの基部にあるラッチはリコイルバッファー固定用。


MG42のレシーバー下面



レシーバー右側には、コッキングハンドルが前後に動くための溝があり、補強のための複雑なリブ加工がされている。




MG42のグリップ

MG42はフルオート射撃のみとなり、トリガー機構が単純化。グリップ上部にはD型のセーフティーがあり、右側から押し込むとセーフティーON、左から押し込むとセーフティーが解除となる。やや角ばったMG34のグリップと比較すると、丸みを帯びて小型化したMG42のグリップは握り易い。




MG42のグリップ取り外し

ピストルグリップ本体は前方をレシーバーに噛ませ、後部1か所をピン止めして固定する。ピン2本で前後を固定するMG34と比べ単純な構造になっているが、グラグラと左右にガタつきが発生する。


MG42のグリップ分解

左右を別部品でプレス製作し、中央部を溶接で接合したピストルグリップ。グリップパネルは茶色のベークライト製であるが、一見すると木目のような線もあり木製グリップのように見える。セーフティの後部には白と赤で表示された「S」と「F」の刻印があり、どちらか一方を表示させて射手に状態を知らせる。




MG42のレシーバー内部



MG42のボルト

射撃はオープンボルト方式のため写真の後退した状態からスタートする。ボルト前部にはMG42の特徴の一つであるローラーロック式閉鎖機構の丸いロッキングブロックが見える。全体が機械加工をほどこされたMG34のボルトとは異なり、MG42のボルト中央は鋳造製の地肌がそのまま残っている。ボルト後部の円形の突起はフィードカバーに設置された溝つきレールと勘合し、弾給メカニズムを作動させる。




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