機関銃用弾薬箱 34型・41型 / Patronenkasten für MG

第二次大戦中にドイツ軍が使用した機関銃用の弾薬箱(Patronenkasten)は材質や形状変更の改良が加えられながら大量生産された。1934年に採用された弾薬箱(Patronenkasten 34 Für MG)は第一次大戦で運用された機関銃(MG08やMG08/15)用の250発入弾薬箱と同じデザインを採用。ベルトリンクで50発ずつ結合された7.92×57mm弾を6本(300発)収納できる。初期生産品はアルミ製であったが、アルミは航空機生産用の資材として優先使用される、変形しやすいなどの強度不足もあり1940年頃より材質がスチールに変更された。

1941年8月2日、弾薬箱のフタ固定金具の簡略化やフタの内側にゴム製シールを追加し気密性・防水性が向上した新型(Patronenkasten 41 Für MG)が採用。当初は北アフリカ戦線へ優先配備されていた。

これらの弾薬箱は弾薬の運搬のみならず、銃の予備部品、オイル缶、工具箱、装弾器、救急箱など様々な用途に幅広く使用された。


■各部のディテール紹介

・34型 アルミ製弾薬箱 その1

・34型 アルミ製弾薬箱 その2

・34型 アルミ製弾薬箱 その3

・34型 スチール製弾薬箱

・41型 スチール製弾薬箱


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