PPSh-41 (短機関銃) / Maschinenpistole MP717(r)
1941年から生産がスタートし1945年の終戦までに500万挺以上が生産されたソ連軍の短機関銃「PPSh-41」。シンプルな構造で信頼性が高く、1,000発/分を超える高い発射速度とドラムマガジンによる装弾数71発の火力によってドイツ兵からも人気を集めた。ドイツのソビエト侵攻初期の段階で大量に鹵獲したPPSh-41はMP717(r)という名称でドイツ軍でも幅広く使用された。またドイツ軍の主力拳銃弾であった9×19mmパラベラム弾用に銃身を加工し、MP40のマガジンを使用できるようマガジンハウジングを改造したタイプも約1万挺製造されている。このような経緯からソ連軍小火器ではあるものの本項で紹介する。
■各部のディテール紹介