間接射撃用 角度計測器31 / Richtkreis 31


1931年に採用された機関銃や迫撃砲、野戦砲などで間接射撃を行う際に使用する角度計測器Rk31(Richtkreis 31)。Rk31によって観測地点と目標までの上下・左右の角度を測り、射撃諸元を得る。一般的な角度計測用機器として知られる「トランシット(セオドライト)」と同様の構造を持っている。

本体は左右と上下調整ノブ、2つの水平器、方位磁石で構成され、目標を確認するレンズの倍率は8倍。Rk31は光学機器用の3脚に載せて使用する。また着脱可能なペリスコープが付属品としてセットされている。

Rk31は目標を直接確認できる前方観測所(FO)に配置され観測員が目標までの角度を計測後、有線電話や無線によって指揮所や射撃所に諸元を連絡する。機関銃射撃の場合、測距儀(主に小型のEM34など)や射撃用計算尺とセットで使用されることが多い。Rk31の後継として採用されたRk40はRk31と同等の計測機能を持ちつつ、生産性の向上と生産コストの低減が図られている。

実際にRk31を運用している観測所(FO)の写真。観測兵が隠れるよう樹木が茂る傾斜地を利用しており、Rk31はペリスコープを装着した状態で小型3脚に載っている。手前の地面にはKar98kと共に初期のRk31の運搬で使用していた革製ケース(本体収納用とペリスコープ用の2つ)が散らばっている。奥には基線長70cmの小型測距儀「EM34」が置かれている。この測距儀は近距離目標に対して使われることが多いため、写真は射程が短い機関銃射撃などのFOと思われる。

■各部のディテール紹介

・RK31 本体 / 方位磁針

・水平器 / 角度調整

・接眼レンズ / 対物レンズ / レティクル

・定規 / 3脚取り付け基部

・ペリスコープ

・光学機器用 小型3脚

・Rk31 木製収納箱


もどる